超高級会員制倶楽部「キャッツ」の売れっ子No.1ホステス「不二子」：陶芸ギャラリー・光：So-netブログ

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超高級会員制倶楽部「キャッツ」の売れっ子No.1ホステス「不二子」　[動物] [編集]

2012.11.21

超高級会員制倶楽部「キャッツ」の売れっ子No.1ホステス「不二子」

日本全国に「銀座」と呼ばれる場所は数々あれど、
ここはかの有名な「猫銀座」にある
超高級会員制倶楽部「キャッツ」。

本物の猫好きだけが入れるお店なのです。

だから、
自称「猫好き」の一見さんなどは、
いくら大判小判やかつお節をひけらかしても、
剣もほろろに追い返されてしまうのです。

「当店のお客様は
厳選された根っからの愛猫家の紳士淑女ばかり。

そして、
そんな方々のご紹介下さった人だけが
新規にお客様になれるのですのよ。

いくら猫が好きだって言ったって、
赤ん坊のうちだけ、
「猫っかわいがりに」に可愛がって、
大きくなると、
爪とぎをしたり、物を壊したり、
はたまた言うことをきかないからと、
邪険に扱い、
病気にでもなると、
病院代が勿体無いからと、
遠くに捨ててきたり、
保健所に持って行ったりするような
そんな薄情極まりない人間は
当店には一歩たりとも踏み入れることは出来ないのですわよ。

ねえ、不二子ちゃん」

貫禄のあるママは後ろの美猫を振り返って言いました。

「ママのおっしゃる通りよ」

猫又さん一族を用心棒にお願いしているし、
猫娘ちゃんも週に３回はアルバイトで来るし、
ちょっとでもおかしな振る舞いをする人がいたら、
もう、タダでは済みませんことよ」

フカフカのソファに横たわって、
艶然と微笑むのが、
この業界きっての売れっ子として、
伝説のホステス「不二子」さんなのです。

生まれつきの美貌に加えて、
素晴らしい頭脳。

「よくぞこんなに狭い額に
こんなにも濃厚な脳みそが！！」

と、誰もが舌を巻く天才的な気配りと、
そして、
洗練された手練手管の「ツンデレ」のテクニック。

なんと言ったって、
あの天性の女ったらしの「ルパン３世」がもうメロメロになってしまって、
「不二子」さんに貢いでは、何度身上を潰したことか。。。

「あら、いらっしゃい。

ルパンさん、
今日はお仕事で来られないって、
おっしゃってなかったかしら？」

「いやあ、
どうしても不二子ちゃんの顔が見たくてたまらなくなっちまったからよう、
こうしてはるばる、
仕事を抜けて来ちまったってえわけさ。

さあ、これが今日のお土産さ」

「あら、また純金の鈴なの？

しかも、こんなに大きいの！！

こないだ下さったこの鈴も、
重くって首がもげそうなのに。。。」

「そうかい、そうかい。

不二子ちゃんの項は細くって長くって、
実に魅力的だからなあ。。。

それで、
この鈴がダンベルになってるってわけなんだな？

ごめんなあ。

でもまあ、いいじゃないか、
腐るもんでもあるまいし。

なんなら、漬物石にでもしてくれよ」

この不景気な世の中で、
この倶楽部だけはいつもバブルが沸きっぱなしのようですね。

ああ、羨ましい。。。

幅。１３・６ｃｍ

奥行き。６・２ｃｍ

高さ。４・０ｃｍ

豪華な毛皮の「不二子」さん、目と鼻はキラキラのビーズです。