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紅葉の八角蓋物 [物]
紅葉の八角蓋物
八角形の小箱です。
蓋を少しふっくらさせて、
中央に紅葉を一葉焼き付けました。
蓋を開けると、
中にも一枚紅葉の葉が仕舞われています。
春の小さな小さな紅葉の芽は、
まるで赤ちゃんの手のようで、
初々しくて本当に可愛いものです。
初夏の「青紅葉」は希望に燃える少年のように若々しく、
陽を通して、新鮮な緑の陰を私達にくれます。
実りの秋がくると、
たわわに穂垂れた穀物や柿や林檎や蜜柑などの果物に負けまいとでもいうよ
うに、
紅葉は深い赤に色づきます。
そして、
野山を豪華絢爛に飾ってくれた紅葉は
一枚一枚散っていき、
土に帰っていくのです。
この小箱の中で、
紅葉の葉は静かに静かに生涯を終えます。
再び蓋を開けるその時には、
新しい紅葉の精が飛び出していくはずです。
どことなく物悲しい秋は
嬉しく楽しい春へのトンネルの入り口なのですね。
「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の
声きく時ぞ秋はかなしき」
古今集・猿丸太夫(さるまるだゆう)
直径7cm
高さ5cm
八角形の小箱です。
蓋を少しふっくらさせて、
中央に紅葉を一葉焼き付けました。
蓋を開けると、
中にも一枚紅葉の葉が仕舞われています。
春の小さな小さな紅葉の芽は、
まるで赤ちゃんの手のようで、
初々しくて本当に可愛いものです。
初夏の「青紅葉」は希望に燃える少年のように若々しく、
陽を通して、新鮮な緑の陰を私達にくれます。
実りの秋がくると、
たわわに穂垂れた穀物や柿や林檎や蜜柑などの果物に負けまいとでもいうよ
うに、
紅葉は深い赤に色づきます。
そして、
野山を豪華絢爛に飾ってくれた紅葉は
一枚一枚散っていき、
土に帰っていくのです。
この小箱の中で、
紅葉の葉は静かに静かに生涯を終えます。
再び蓋を開けるその時には、
新しい紅葉の精が飛び出していくはずです。
どことなく物悲しい秋は
嬉しく楽しい春へのトンネルの入り口なのですね。
「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の
声きく時ぞ秋はかなしき」
古今集・猿丸太夫(さるまるだゆう)
直径7cm
高さ5cm
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