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雪掻きを申し付けられた「太郎冠者」と「次郎冠者」は一体?? [人]
2014.02.11
雪掻きを申し付けられた「太郎冠者」と「次郎冠者」は一体??
さきほど、
主に「雪掻きをせい」と命令されたのが
こちら「太郎冠者」と「次郎冠者」。
「かしこまってござあ~る!!」
と、元気よく返事はしたものの。。。
「おおお~、
なんとなんと、
物凄い雪の積もり様ではあるまいか」
「ほんに、ほんに。
いやはや、
テレビにても、
十年ぶりと言った舌の根の乾かぬうちに
二十年ぶりと言い、
また、
その舌の根の乾かぬうちに三十年ぶりという。
まっこと、
凄まじき雪ではある」
「この雪を全部、
掻き捨てよと仰せられたが、
用意はできたか?」
「おお、
ここに道具も揃ってござる」
「では、まいろうか?」
「では、まいろうぞ」
「そちからまいれ」
「いや、そちから」
「これこれ、ポケットに手を突っ込んだままでは、
仕事にはなるまいぞ」
「そちこそ、何を言う」
「我らで争いあいておりても、
雪は掻けまいぞ。
さて、行くぞ」
「おお、寒いことじゃ」
「それにしても深い雪じゃ。
もう埋まってしまって、
身動きもできぬ。
凍え死にしそうじゃ」
「おお、寒い寒い」
「おお、冷たい冷たい」
「ほんに、寒くて冷たいことじゃ。
今頃、主は暖房の効いた部屋で、
更に炬燵に潜り込んで、
ヌクヌクとして、
テレビでソチ・オリンピックを観ているに違いない」
「そうじゃそうじゃ、
蜜柑にケーキ、
コーヒーに酒、
山ほどあるに、
我らに食わせず、
ヌクヌク、むしゃむしゃ食うておるに違いない。
ああ、いまいましい」
「ほんにほんに。
さてもさても、
腹の立つことじゃ。
この平成の世の中で、
なんという不平等ではあるまいか!?
『すまじきものは宮仕え』
とはよう言うたものじゃ」
「あいた、
何をする?」
「ついつい腹が立って、
そちを殴ってしもうたわい」
「やるか?」
「おう、
チャンチャンバラバラ、チャンバラバラ」
「なんと、
少し体が温まってきたではないか。
雪掻きのウォーミングアップには
これが一番じゃ。
どれ、もう一勝負」
「まあ、待て待て。
せっかくの雪じゃによって、
雪を有効に使ったウォーミングアップをいたそうぞ」
「おお、さすがにそちは頭が良い。
して、何をいたそうぞ?」
「いやな、
世の中はオリンピックじゃによって、
我らもここで、オリンピックをするのじゃ」
「おお、
それはまことに良いアイデアじゃ。
ではまず、
そちから滑れ滑れ」
「滑るぞ滑るぞ」
「おお、おお、
汗をかいてきた。
ちょっとやる気が湧いてきた。
では、
いよいよ雪掻きをいたそうぞ」
「いや、待て待て。
折角のこの雪に、
雪合戦をせぬという手はあるまいぞ」
「おお、ほんにそうじゃ。
まことに、そちは頭が良い。
雪礫、作れ作れ」
「雪礫、作るぞ作るぞ」
「投げよ投げよ」
「投げるぞ投げるぞ」
「投げた投げた!!」
「投げた投げた!!」
「これは楽しい。
でれ、もう一勝負いたそうぞ」
「そうしようそうしよう」
「投げるぞ投げるぞ」
「投げた投げた!!」
「投げた投げた!!」
「わああ~!!」
「逃げろ逃げろ」
「逃げる逃げる」
「やるまいぞやるまいぞ」
「お許されませ、お許されませ」
「やるまいぞやるまいぞ、
やるまいぞやるまいぞ」
太郎冠者
幅。4・2cm
奥行き。2・7cm
高さ。6・1cm
次郎冠者
幅。3・9cm
奥行き。3・0cm
高さ。6・2cm
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雪掻きを申し付けられた「太郎冠者」と「次郎冠者」は一体??
さきほど、
主に「雪掻きをせい」と命令されたのが
こちら「太郎冠者」と「次郎冠者」。
「かしこまってござあ~る!!」
と、元気よく返事はしたものの。。。
「おおお~、
なんとなんと、
物凄い雪の積もり様ではあるまいか」
「ほんに、ほんに。
いやはや、
テレビにても、
十年ぶりと言った舌の根の乾かぬうちに
二十年ぶりと言い、
また、
その舌の根の乾かぬうちに三十年ぶりという。
まっこと、
凄まじき雪ではある」
「この雪を全部、
掻き捨てよと仰せられたが、
用意はできたか?」
「おお、
ここに道具も揃ってござる」
「では、まいろうか?」
「では、まいろうぞ」
「そちからまいれ」
「いや、そちから」
「これこれ、ポケットに手を突っ込んだままでは、
仕事にはなるまいぞ」
「そちこそ、何を言う」
「我らで争いあいておりても、
雪は掻けまいぞ。
さて、行くぞ」
「おお、寒いことじゃ」
「それにしても深い雪じゃ。
もう埋まってしまって、
身動きもできぬ。
凍え死にしそうじゃ」
「おお、寒い寒い」
「おお、冷たい冷たい」
「ほんに、寒くて冷たいことじゃ。
今頃、主は暖房の効いた部屋で、
更に炬燵に潜り込んで、
ヌクヌクとして、
テレビでソチ・オリンピックを観ているに違いない」
「そうじゃそうじゃ、
蜜柑にケーキ、
コーヒーに酒、
山ほどあるに、
我らに食わせず、
ヌクヌク、むしゃむしゃ食うておるに違いない。
ああ、いまいましい」
「ほんにほんに。
さてもさても、
腹の立つことじゃ。
この平成の世の中で、
なんという不平等ではあるまいか!?
『すまじきものは宮仕え』
とはよう言うたものじゃ」
「あいた、
何をする?」
「ついつい腹が立って、
そちを殴ってしもうたわい」
「やるか?」
「おう、
チャンチャンバラバラ、チャンバラバラ」
「なんと、
少し体が温まってきたではないか。
雪掻きのウォーミングアップには
これが一番じゃ。
どれ、もう一勝負」
「まあ、待て待て。
せっかくの雪じゃによって、
雪を有効に使ったウォーミングアップをいたそうぞ」
「おお、さすがにそちは頭が良い。
して、何をいたそうぞ?」
「いやな、
世の中はオリンピックじゃによって、
我らもここで、オリンピックをするのじゃ」
「おお、
それはまことに良いアイデアじゃ。
ではまず、
そちから滑れ滑れ」
「滑るぞ滑るぞ」
「おお、おお、
汗をかいてきた。
ちょっとやる気が湧いてきた。
では、
いよいよ雪掻きをいたそうぞ」
「いや、待て待て。
折角のこの雪に、
雪合戦をせぬという手はあるまいぞ」
「おお、ほんにそうじゃ。
まことに、そちは頭が良い。
雪礫、作れ作れ」
「雪礫、作るぞ作るぞ」
「投げよ投げよ」
「投げるぞ投げるぞ」
「投げた投げた!!」
「投げた投げた!!」
「これは楽しい。
でれ、もう一勝負いたそうぞ」
「そうしようそうしよう」
「投げるぞ投げるぞ」
「投げた投げた!!」
「投げた投げた!!」
「わああ~!!」
「逃げろ逃げろ」
「逃げる逃げる」
「やるまいぞやるまいぞ」
「お許されませ、お許されませ」
「やるまいぞやるまいぞ、
やるまいぞやるまいぞ」
太郎冠者
幅。4・2cm
奥行き。2・7cm
高さ。6・1cm
次郎冠者
幅。3・9cm
奥行き。3・0cm
高さ。6・2cm
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