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昭和の昔の青い一升瓶を飲み込んだ平目のお皿。と、亀さん。 [物]

昭和の昔の青い一升瓶を飲み込んだ
平目のお皿。と、亀さん。






私が市の陶芸クラブに入った頃の作品です。


陶芸クラブが出来たばかりで、
先生も大学を出たばかりという、
今になって思い返せば、
何もかもがピカピカの時代でした。


先生は新しい技法を次々と教えてくれて、
生徒も一生懸命に制作に挑戦しました。


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このお皿は「平目」を形作りました。


「左平目に右鰈」


ね、間違いありませんね。




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平目と鰈はとてもよく似た魚ですが、
違いは目の位置ばかりではありません。


平目は鰈と較べて口が大きく、
歯も一本一本が大きくて鋭いのです。


大食いだからでしょうか、
成長が早く、
体長が1m、体重が10kgほどにもなります。


19世紀以前の日本では、
鰈と平目をはっきりとは区別しておらず、
ただ大きいものを「平目」、小さいものを「鰈」と呼んでいたそうです。


鰈は身体が小さいですが、
平目よりは長寿で、
40~50年も生きるものがいるとのこと。


それに対して、
平目は3年くらいで大人になって、
ほんの数年の寿命だそうです。





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でも、
白身魚の中でも美味しさは抜群で、
高級魚の代表格ですね。


特に、
背鰭と臀鰭付け根の部分の身は、縁側と呼ばれ、
肝臓とともに、大変珍重されていますね。


刺身によし、寿司によし、酒蒸しもまたよし。


また、
フランス料理ではムニエルにも使われ・・・・・


ああ、ここまで書いてきたら、
涎が垂れてきてしまいました。


失礼しました。




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さて、
土を捏ねて平目を作り、
そのお腹には青いガラスの一升瓶を砕いたものを入れて焼きました。


今のガラス瓶とは違って、
昭和の昔のガラス瓶はケイ酸塩が主成分の「硝子」でしたから、
割れやすい代わりに、色合いも味わいがあって素敵でしたね。


今のガラス瓶はアクリルガラスなどが大半で、
丈夫で便利ですが、
色合いも画一的で情緒に欠けます。


そして、
陶芸で、砕いて釉薬の代わりにして焼くということもできません。






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また、
このお皿を焼いたのは初代の窯で、
高温が出せたので、
このような技法が使えたのです。


ところが、
今では新しい窯になって、
以前のような温度が出せなくなったので、
もうこの技法の作品を焼くことはできなくなりました。


本当に残念なことです。




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まあ、
帰らぬ昔を懐かしんでも仕方ありませんね。


長寿の象徴の亀さんを呼んできましたから、
長生きして、
新しい未来を輝かせましょう。



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サイズ

長さ 26cm

幅 25cm

高さ 5cm

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